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現在、我が家のレオは、昨年9月から始めたホームスクール、実際にはOnline Public Charter School(公立のオンライン・チャータースクール)を利用して自宅学習をしていますが、
具体的に学校について述べる前に、まず、この一年間、レオのアセスメントや教育方法の模索を通して分かった、視覚空間優位型ギフテッドの子どものための小学校選びの重要性について、記しておきたいと思います。
(ソース原文
リンク)
「視覚空間優位型ギフテッドの多くは、年齢が上がるにつれて賢さが増す-つまり遅咲きである。彼らが最も多くのサポートを必要とするのは
小学校に通う年齢である。(一般の小学校における学習の多くは、機械的かつ順序に沿った指導が中心となっているから。)」
以下の表(ソース原文
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表の左側(auditory sequential learner=聴覚連続型学習者)、右側(visual spatial learner=視覚空間型学習者)それぞれの特徴を示しています。
2番目の表を見ると、視覚空間優位の子は発達も凸凹なら、成績表にもばらつきが多いこと、また、学業を超えた分野でギフテッドの可能性がある(お勉強のほうは???)どうやら聴覚連続型の子のほうが、早くから学業面で才覚が現れるようです。視覚空間優位の子の最後に、late bloomer=遅咲きである、と記載のとおり。。
上手に才能を見出し、開花を促せば、将来はー
「芸術家、発明家、外科医、建築家、エンジニア、パイロット、クリエイター、ミュージシャン、IT界の天才、時代を先取りする先見者」などになれるかもしれない視覚空間優位ギフテッド・・・
(ソース原文
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こうした子が、学校という場で、いまいち成績不振に陥ってしまう、その理由は何なのでしょうか・・・
ギフテッド界で有名な、リンダ・シルバーマン博士によれば、
字が汚いこと
(ソース原文
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ガ━ン!! Σ(°д°lll)
<最初の一歩>ではないですが、実はこうした小さな原因が次の原因につながり、
ギフテッドのunderachiever=アンダーアチーバーが数多く生まれてしまうのだそう・・・
その他考えられるアンダーアチーブメントの原因
(ソース原文
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「失敗が怖い、成功するのが怖い、同級生仲間に分かってもらえない、隠れた学習障害がある、基礎的スキルや勉強習慣の欠如、不適切な学習活動、社会での機会欠如、親からの期待度が高すぎる/低すぎる、親からの教育的サポートの欠如、親の立場を潰してしまうことへの恐怖、親に向けられた受動攻撃性、欲求不満への耐性が低い、衝動をコントロールする能力の欠如、リスクの大きい活動を避ける、競争の欠如、学力面で進んでいることが後ろめたい、学校以外の活動への興味、度重なる失敗とネガティブな確信」
ざっと訳しましたが、<親からの教育的サポートの欠如>というところ・・・これだけは、やはり親として、何とかしてあげたいものです・・・
では、具体的にどのような教育環境がこうした子にとって最適なのでしょうか。。。
(ソース原文
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「視覚空間型学習者は、生徒のことを真に気にかけ、生徒の学習傾向に沿った教え方をしようと努力し、ユーモアに溢れ、学びの対象に生徒が心身ともに夢中になるよう働きかける教師のもとで、もっとも効率よく学習するのである。」
なるほど・・・
実際、昨年見学や体験入学に行ったギフテッドの専門学校には、こういった雰囲気を感じさせる先生が多かったように思います。
残念ながら、レオが受験したクラスは定員はすでに埋まっていて、キャンセル待ちのリストに載ることになり、合格には至りませんでしたが・・・
キャンセル待ちが確定したそのすぐあと、レオのQualitative Assessmentでお世話になった先生にメールで相談したところ、ホームスクールを勧められ、そこから私たち家族の新たな冒険が始まった、というわけなのですが、詳しくは、近いうちに旧ブログの記事を転載予定ですので、お待ちくださいm(__)m
さて、ホームスクール・・・
正直、親が教師となり、すべてのカリキュラムを立ち上げ、日々データを保管しながらの生活・・・まったく自信がありませんでした。
そこで検索して辿り着いたのが、オンライン・スクールです。
インターネットを介して自宅で学習するという意味ではホームスクールの一種ではありますが、公立であることから基本的に年齢に応じた学年に所属して決められた教科書を使う学習のため、学習内容の選択の自由はほとんどありません。ギフテッド・プログラムもアメリカで一般的なGrade3以降しかありません。ただ、低学年のギフテッドの子たちにも、進度の早い子の早期履修を可能にするなどして対応する、というシステムがあり、「これが本当に可能なのであれば」ということで申し込みをしました。実際に授業が始まる2か月前、昨年7月には自宅に教材が特大の箱で届きました。教科書もアート用具も、もちろん送料も・・・すべて無料です!
昨年9月に授業が始まり、5カ月間経ちました。
続きは、次回パート2にて詳しくお伝えしたいと思います。
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